因果応報を感じたとき@家庭ちゃんねる

153 :151:2018/10/24(水) 21:15:00
素直に喜ばないところが俺らしいのだが、それでなくてもこの唐突さは普通疑問にもつだろう。
あり得ない。いや、或いは・・・もしや!
「さては700万円の件、しゃべったな?でなきゃ、12歳も年上で、外見も性格もわからんおっさんに興味を持つものか!」俺の推測は当たっていた。

「ごめんね、でもよく聞いて。700万円もためるほど倹約して、
それを見返りを求めず出すなんて、それは立派な長所よ。
女の子にもてる要素なのだから、アピールしなさい」
「長所なものか。700万円は、もうないぞ」
わざと的外れな返答をしたが、無駄。「
どうせ暇でしょ、まず1度会って」ぐうの音も出ない。
俺はその女の子に会うことに決めた。

姉の家と、実家とのほぼ中間の駅にあるレストランで待ち合わせ。
姉は、甥を義兄に任せ、女の子を連れてきた。いざ会ってみると確かにかわいい。
興味津津の目で、俺を見つめてくるので、俺もドキッとする。

簡単な自己紹介と雑談。
その女の子の素性をほとんど語らないことが気にはなっていたが、まあ、それはおいおいでいい。
俺は彼女とつきあうことに決めた。が、問題は住所。
1つ県をまたいでおり、家は遠い。頻繁にデートはできない。
すると、彼女からとんでもない言葉が出た。

なんと彼女は俺の実家に一緒に住むというのだ。
しかも、俺の親がこんないきなりな話は反対するだろうと反論したら、
姉からも説得すると・・・まるで結婚前提ではないか。

なんで姉がそこまでするのか、これが700万円のお礼なのだろう。
だが、彼女のほうは?姉が彼女の意思まで操作できるはずがない・・・
しかし結婚を諦めかけた俺にとってはこの話は魅力だった。話の怪しさを上回った。
レストランから出た後、コインロッカーから旅行カバンを出したのを見て、この用意周到さはなんなんだと、正直引いたが・・・
もっとも今にして思えば、結婚前提のような話でありながら、
彼女の両親に関する話題が全く出なかったことに疑問を持つべきだったが・・・

両親への説得も終え、彼女は家に住むこととなった。
家事全てを手際よくやってくれる。
料理はうまいし、汚い部屋を嫌がらず掃除してくれる。
両親ともすぐに仲良くなった。
デートに誘えば、どこに行っても何をやっても楽しんでくれる。


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