大人になってから知った家族の秘密
- 1 :名無しさん@家庭ちゃんねる:2012/11/24(土) 13:45:20
 -  大人になってから聞かされた事ってありますか? 
 
- 73 :70:2019/01/18(金) 22:24:58
 -  要約するとこう。 
 DはAとbが精神科に行くところを見かけたことがある。 
 「悲しませたことを謝りたいが、絶対許してもらえないだろう。償うことも後戻りもできない」 
 それがDの思いだった。 
 まだショックが残っているか気になるけれど、どうしても連絡をとる必要がある。 
 昔からDとfは互いに愛し合っていて、本来なら、結ばれないはずの父と娘。 
 eの浮気を知ったのはfで、真っ先にDに知らせた。 
 その後、DNA鑑定して、bはDとeの子だが、fはGの子だとわかった。 
 復讐と、叶わぬ夢が同時に果たせると思った2人は、確かに狂っていた。 
 Dは、bに計画を知られた時点で正気に戻ったが、後戻りできないという気持ちが強かったらしい。 
 2人の間には息子(I)が産まれた。 
 結婚できなくても、幸せだった。 
 最近になって、Dが癌に侵されていて、もう手の施しようがないとわかった。 
 そのときDは言った。 
 「お前にも謝りたい。本当の父になれていれば、お前も本当の恋を、幸せを追うことができたはず。 
 今からでも新しい男を探した方がいい」 
 それを聞いて、ようやくfも自分の間違いに気付いた。 
 fは産まれた子供と暗い過去を受け入れてくれる男を、何年かかっても探す。 
 音信不通にするつもりだったけれど、 
 いずれDの遺産相続のために、bと連絡を取らざるを得なくなる。 
 できれば、早いうちにbと話がしたい。そして悲しませたことを謝りたい。 
  
 最後にfの電話番号も書いてあった。 
 随分迷ったが、これをAはbに読ませた。 
 bはfに未練があったようで、会うことにすぐ決めたそうだ。 
  
 cとhのこともあって、Aは一緒に行けずずっと心配だったが、 
 2人とも昔の父と妹に戻っていたそうだ。 
 Dもある程度の元気は残っていて、 
 bに「すまなかった、見舞いに来てくれてありがとう」を泣いて繰り返した。 
 3人で話したことは、 
 fが子育てしつつ結婚相手探すのは大変だから、 
 Iはbと養子縁組を組んで預かり、 
 fが結婚したら離縁して返すこと。 
 但し、Iの意思も確認すること。 
 Iの養育費はbが負担すること。 
 その代わり、Dの遺産は4分の3をbが相続すること。 
 fも、もともとは騙されていた側だから更生させ、 
 そして幸せになるために協力したいから、 
 Iを受け入れることについてAを説得したそうだ。 
  
 
- 74 :70:2019/01/18(金) 22:27:34
 -  しかしDが他界して2年ほど経ってから、fは交通事故で他界。 
 bは「わざと事故した、自サツなのでは…」と今でも思っているらしい。 
 遺書も証拠もないのだけど、女の勘というやつかな。 
 Iは、結局そのまま養子として、Aとbに育てられていた。 
  
 気付いた人がいるかもしれないが、 
 Iこそ俺、投稿主。 
  
 俺は2歳年下のhが好きになっていた。 
 妹(だと思っていた)に恋をしていた。 
 17歳のとき、この気持ちを抑えられなくなってきて、 
 しかしAとbに話すと、怒られるのではないか、 
 そう思った俺は、まずcに相談した。 
 cは幼い頃よく面倒を見てもらったし、今は結婚してはいるが、家は近い。 
 きっと相談に乗ってくれると思った。そのときに聞かされた。 
 「あなたは、Aとbの本当の子じゃないの。養子。でも、だからこそその恋も許されるかもしれないね。 
 だからAとbに相談したら?もちろん、hの気持ちもきちんと考えなさい」 
 cは俺が養子であることしか知らなかったようだ。 
 養子であることはショックだったが、期待が上回った。 
 それだけ俺はhのことが好きだった。 
  
  
 
- 75 :70:2019/01/18(金) 22:29:02
 -  そして、Aとbに相談を持ちかけた。 
 2人とも、もっと俺が歳をとってから話すつもりだったが、 
 俺が「養子であることは聞いた」と食い下がると、「ショックかもしれないぞ」という前置きのもと、 
 先に書いた真相を聞かされた。(もっとも、細かい部分は後日落ち着いてから聞いたのだが) 
  
 実際、ショックだった。俺はそんな狂った境遇のもとで産まれた子供だったのか。 
 そして、俺にとって初恋の相手は姪であり、従妹… 
 俺は布団の中で泣いていた。 
 だけど、翌朝になってAは言ってくれた。 
 「どんな産まれ方をしようと、お前は1つの命。お前は俺とbの子だ。自信もって生きなさい」 
 「ありがとう、父さん。ところで、母さんは昔のことを思い出して、また悪夢を見ていないか?」 
 「大丈夫だ。仮に見たとしても、ケアするのは俺の仕事だ、気にするな。 
 こんなときでもbを気遣うお前は優しい。その気持ちがあれば、お前に相応しい女が見つかるよ」 
 俺とfは似ている。狂った境遇で産まれ、いけない恋をしてしまった。 
 だけど、Aとbのおかげで、俺はfと同じ道を歩まずにすみそうだ。 
  
 1年後、俺は女性から告白された。 
 俺はこの人と付き合うことをすぐに決めた。そのままhへの思いを必ずふっ切る。 
 そして幸せになってみせる。 
  
 
- 76 :名無しさん@家庭ちゃんねる:2019/01/21(月) 09:57:31
 -  投稿主には申し訳ないが 
 ヘドが出そうな一家だな 
 いい養父に巡り会えたんだから 
 幸せになれよ 
  
 eはまだおめおめと生きてるのか? 
 また凸しそうで怖い 
 
- 77 :70:2019/01/22(火) 19:05:52
 -  >>76 
 Aが初めてb一家に会ったとき(bを嫁にもらうとき)の様子を書いていなかったな。 
  
 そもそも、そのとき既にbを妊娠させてしまっていて、 
 激怒されることを覚悟で行ったのに、eとfは初めから大歓迎だった。 
 DはAを、旦那として相応しいか厳格に試す様子だったが、 
 やはり妊娠させたことには触れもせず、 
 信頼できる人とわかるとうってかわって、 
 「娘をよろしくお願いします、幸せにしてください」と涙を流して繰り返していた。 
  
 そのエピソードを話した後、Aは言ったんだ。 
 「今思えば、妊娠させたことを誰も怒らなかったのは、 
 早く嫁として連れていけ、とみんな思っていたからだろうな。 
 eにとってbはGの子じゃないからいらない、 
 Dとfにとってbは計画の邪魔だった。 
 ただ、Dは、娘の幸せを願う気持ちはあった。 
 俺達一家が破綻したら、bに帰る家がないことがあの時点でわかっていた。 
 だから厳格に俺を試したんだろう」 
  
 こうも言っていた。 
 「Dとfはもともと騙された側だったし、最後は改心したから許していいと思う。 
 eは無理だな、今どうしているか知りたくもない」 
  
 bがeをどう思っているかは聞けなかったけれど、 
 正直、どうでもいい。 
 血縁上は祖母、なんだけどな。 
  
 
- 78 :名無しさん@家庭ちゃんねる:2019/01/25(金) 19:34:40
 -  >>77 
 よく許す気になったな 
 嫁の心のケアをずっと続けるわ 
 その原因を許してやるわで 
 Aは偉いと思う 
  
 
- 79 :名無しさん@家庭ちゃんねる:2019/01/26(土) 13:59:55
 -  >>77 
 女は自分と同じ遺伝子を持つ男を避ける本能があるらしい 
 fはDにその本能が働かないのはわかるが 
 それにしてもゲロ吐きそうな話だな 
 それだけにAとbは投稿主に正しく育ってほしいんだろうな 
  
  
 
 
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