大人になってから知った家族の秘密

71 :70:2019/01/18(金) 22:21:05
bが夜中に叫んで跳び起き、泣きだす。一緒に寝ていたcがびっくりして起き、泣きだす。
「もう娘と一緒に寝られない!私が泣かせている!」
そう叫んでAに泣きついた。
Aはbに無理をさせないよう、
仕事をやめさせ、そしてcも保育所を退所させて、昼間にbとcと一緒にいさせるようにした。
Aがcと一緒に寝る。夜中に起きたら慰めに行くから、遠慮なく言うようbに言った。
しかしそれでも悪夢はいっこうに減らず、
「私も狂ってるの!?自分で何も気付いていないだけ!?」
そう泣き叫ばれて、限界を感じたAは、一緒に精神科に通うようにした。

医者からのアドバイスはこう。
心の拠り所がAしかいないから、Aが必ずケアすること。
毎回夢の内容を聞いて記録(そのノートは未だに保管されている)し、そして慰める。
×ックスは増やす。bを疲れさせて夢を見ないように深い眠りにつけさせる。
そして「自分達なら、浮気も近親相×もない」という意思表示だそうだ。

Aは医者の指示に従った。
だが、A曰く、人間は自分勝手なもので、×ックスは気持ちいい・・・なんて言っていられない。
義務感と
「いつまで続くんだ」
「子供は3人という約束なのに避妊するのか」(悪夢を見て以来、bが子供を産みたくないと言う)
という気持ちがあると、疲労のほうが勝る。
それでも、bを悪夢から解放するためにずっと続けたそうだ。
そして毎日の成果があったのか、悪夢の回数が減っていき、まず夢からAとcが消えた。

Dとfの企みは、eには教えなかった。
bを治すことが最優先だから、そこまで構っていられない。
第一、事の発端はeにあるし、教えたところで浮気や近親相×の事実も無くなるわけではないのだから。

bが壊れてから3年後、Dとfの復讐の年。
ある日、bがAに泣きついた。
何かと聞けば、eがbに連絡をとったらしい。
「離婚して夫から捨てられたから、養え。今からそちらに向かう、次の日の朝には到着する」
とのこと。何があったのか教えてもらえず、断ると、
「母親を受け入れないってどういうことなの!」
と叫んだらしい。


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