今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験

341 :名無しさん@家庭ちゃんねる:2018/04/04(水) 09:03:14
水野真〇さんが大学に行き直すという記事を読んで、ウチでもあったなと思ったので昔話。

うちの母親は早く母(祖母)を亡くし、父子家庭で育ち、高校卒業時には父(祖父)は定年退職真近の年齢。
まだ幼い弟(叔父)がいたこともあって高卒で就職、弟を大学まで行かせて自分はそのまま父と会い結婚して兄•妹(私)•弟を産み育てた。

末っ子(弟)が中学を卒業した年に母は通信制の大学に行きたいと言った。ずっと学びたい分野があった、子供も手を離れたし学費は自分で賄う(パート)ので良いか?と。

私と弟、それ以上に話を聞いた祖父や叔父が「今まで苦労をかけてすまなかった、学費は俺達が出させてくれ」と賛成する中、父と兄が猛反対。
家事はどうする!?今から大学に行って何になる!?妻(母親)として責務を放棄するつもりか!!と。
家事は今まで通りする、入学金や学費は自分で賄うと母は説得するが、父と兄は毎夜怒鳴り、兄が『子を持つ母親として責務を果たせ!非常識だ!!』と言い放った。

すると弟が

「兄ちゃん...大学受験の時に父さんから『〇〇大学に行け!』って言われて、やりたい事があるのに希望の大学•学部を進めないのはなぜだって悩んでたよね?」
「その時母さんが『子供のやりたい事をやらせて上げるのが親でしょ!!』って父さんに立ち向かってくれたんだよね?」
「で、今なんで母さんのやりたい事を潰すわけ?自分は守ってもらって母さんには恩を仇で返すの?」

弟の言葉で兄『え?』という顔をして黙りっこくった。
直ぐに父が『男と女は違うだろ!!』と弟に怒鳴った瞬間、兄が父親をガン見。
暫くの静寂の後、兄が父親をパンチ。
放心した父親を尻目に母に『ゴメン、ゴメン....』と泣き続けた。

母は翌年、通信ではなく通常の大学に進み、4年制を納め卒業した。
あの時の兄の『目から鱗が落ちる』は未だによく思い出すち同時にあの時の弟の冷静さに感嘆する。


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